皮ふ病・スキンケア相談

アトピー性皮膚炎 ーステロイド離脱性皮膚炎(紅皮症)ー からの回復

Before

10代男性。

幼少の頃よりアトピー性皮膚炎でステロイドを使用しておりましたが、長年の使用で効果が感じられず、ご本人自身でステロイドの使用を中止し、数ヶ月経過した状態でご来店されました。
長年使用していたステロイド軟膏の急激な使用中止は『ステロイド離脱性皮膚炎(ステロイドりだつせいひふえん)』という非常に激しい炎症や痒み、滲出液(ジュクジュク)を伴い、生活にも支障をきたし、仕事や学校も休むことになってしまいます。
これはステロイド軟膏により症状を抑えるため収縮させておいた血管が、使用の中止により、急激に拡張するために起こり、その拡張はステロイド軟膏の使用期間が長いほどなかなかおさまりません。
血管の収縮が治まらなければ、それだけつらい症状が続くのです。
この方も顔を含め全身の炎症と滲出液がひどく、家から出るのも辛い状態の中、ご来店下さいました。

before

After

上記写真からわかるように、傷が大変多く、感染症の心配がありましたので、抗生物質配合のステロイド軟膏を3日ほど使用することをおすすめしましたが、ご本人がどうしてもステロイドは使いたくないとのことでしたので、慎重に経過をみることと、感染症が生じた場合の注意点をご説明し、漢方薬とスキンケアで治療を始めました。
ご本人が一人でステロイド離脱の状態を耐えていた期間も長かったため、漢方薬やスキンケアの効果も出やすく、比較的早く肌の症状が改善し、今年の夏も肌の症状は安定し、喜んで頂きました。

美保薬局の先生の声

after

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住所:福島県いわき市中岡町3-10-5

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